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上半期決算と施設整備について示される
蕨市立病院運営審議会報告 市議会議員 宮下奈美

2月16日、蕨市立病院運営審議会が行われ参加しました。

議題は主に、会長・会長代理の選任、2022年度(令和4年度)上半期中間決済等の概要、蕨市立病院施設整備について3点です。

上半期決算について、2021、2022年度の上半期決算状況は新型コロナの影響で大きな損失があり、それを受けて2023年度は市から一般会計の繰入で補填し黒字となりました。外来の平均患者数はコロナ前の2020年度の102人と比べると2021年度は70人で、30人前後の減少となりましたが少しずつ回復し2023年度は78人となりました。

入院の平均患者数は、コロナ前の430人と比べコロナ後は、143人減の287人でしたが、2023年度上半期では、戻りつつあり75人の減少で平均患者数は355人となりました。

病院の整備については、建替えの検討に進む報告がされました。委員からは、早く検討を進めてほしいこと、病院看護師の代表からは、老朽化で雨漏りがする等の不具合があり何とか対応している現状が報告され、「建替えという具体的な案が出ればなんとかふんばれる」との切実な現場の声が届けられました。

(建替え案については、「蕨市立病院施設整備検討報告書」が示される 「既存施設の耐震化案デメリット多く、建替案検討」記事を参照。)