洪水防止の巨大地下トンネルを見学 - 首都圏外郭放水路(5月18日)
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水圧調節池に下りる入り口で説明を受ける(撮影:かじわら市議) |
水害問題を考える会(仮称、頼高久夫世話人)は、5月18日に首都圏外郭放水路を15人で見学し、かじわら市議も参加しました。
埼玉県東部の春日部市を中心とする低地の水害対策として、国土交通省が総工費2千4百億円をかけて建設したもの。「あふれそうになった中小河川の洪水を地下に取り込み、地下50mを貫く総延長6.3qのトンネルを通して江戸川に流す、世界最大級の洪水防止施設です」(施設紹介より)。地下水路の直径は十m、毎秒二百立方m、1秒間に小学校プール一つ分を排水する能力があるといいます。一行は、施設の説明を聞き、映画の特撮でも使われる、江戸川に排水する直前に設置されている地下約20mの水圧調整池の内部(もちろん水はたまっていない)を見学しました。
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特撮でも使われたという水圧調節池の内部 |
放水路は2002年に一部が稼動、稼動前の2000年7月、台風3号の159_の雨で236戸が浸水しましたが、稼動後の2004年10月、台風22号の199_の雨では浸水は14戸と激減しているそうです。
放水路は6月10日にすべてが稼動。この日には入場無料で完全通水祭(午前10時から16時)が行なわれます。
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