生活保護行政について生健会が市と懇談 - 北九州や秋田の餓死・自殺事件を受けて(8月10日)
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懇談する生健会役員と梶原市議(奥の右) |
生活と健康を守る会(生健会、浅名勝次会長)は、8月10日に生活保護行政について市と懇談しました。浅名会長など四人と梶原市議が参加、市側は、小川福祉総務課長など三人が出席しました。
5月に北九州市で生活保護の申請を拒否され一人暮らしの男性が餓死した事件、さらに7月、秋田市で申請を却下され抗議の自殺をした事件に際して、蕨市で同様な事件がおきないよう、市当局に要望したもの。市長あて要望書「憲法25条の精神と生活保護法にもとづき、誰もが安心して受けられる生活保護行政を」をもとに話し合いました。
北九州の事件ではライフライン(電気・ガス・水道)をすべて止められていましたが、蕨市では、生活を考慮しないで水道を止めることはない、秋田での自殺問題は職員間でケース研修した、など説明されました。老齢加算・母子加算の廃止問題の改善は、県に要請するとの回答。また、「生活保護自立支援プログラム」が、就労強制や保護打ち切りの道具にならないよう、市当局に求めました。
社会的な弱者が社会保障制度から排除されるような事態は絶対に許されません。生健会は、会員どうしで力を合わせ声をあげ、自らのくらしと政治の改善を求めています。
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