梶原秀明前市議の過去ページ
9月定例議会が終わりました(9月26日)
9月定例議会が終わりました。一番大事な審議は蕨の昨年度決算でした。蕨の行政運営はどうだったのか、税金はどう使われたのかを吟味しました。昨年度は、敬老祝い金を2千3百万円も削減、福祉入浴券を無料から百円にして、利用者が4%も減りました。市長は財政が厳しいから仕方ないといいましたが、ふたを空けてみれば、市民の税金は予算より約6億円も増えました。サービスは切り下げ、余った税金を西口再開発の貯金へ1億5千万円も積み増ししました。
西口再開発について、第一工区の土地の半分を蕨市が持っています。この事業は組合が行なうもの、市が行なうものではないとして、市民の共有財産である土地が床にどう返還されるのか、重要資料を公開しません。この事業、私たちの運動により、組合内部にも矛盾が起きているようで、市のもくろみどおりには進んでいません。来年の選挙で勝利して、この事業を白紙に戻させる可能性は大いにあります。
【市民の運動の成果も】
【障害者自立支援法の改善で意見書が採択される】
私は今議会の一般質問で、法による1割の応益負担が、障害者と家族に大変な困難をもたらしていることを、社会福祉センターの利用者の調査も示しながら、市独自の負担軽減策を求めました。(レインボー松原とハート松原では、ひとり月額平均2万円の負担増です)。同時にこの議会で、国に意見書を上げようと、日本共産党から他の会派へ働きかけ、全議員の賛同を得、意見書を採択できたことは重要な成果です。
他に、市内小中学校校舎の耐震化に道筋がついたこと、コミュニティバスの料金が障害者は無料、小学生は半額に、乳幼児医療費の窓口払いが廃止に(いずれも10月から)なったことも市民運動と議会発言の成果です。
【市民への約束を裏切る市長答弁 国保税値上げ問題】
社会保障の会の8月の市長面会で市長は、個人的見解として「任期中は値上げをしない」と表明しました。ところが議会の一般質問では、「(値上げを)全くしないわけではなく、私の任期は来年五月だから後半にやろうと思えばできちゃう」などと答弁。日本共産党の志村議員が、「市民への約束を誠実に実行してもらいたい」と強く要望しました。