北町五丁目地内工場跡地で土壌汚染 - 住民の健康に影響なし。県が発表
埼玉県環境部水環境課は10月27日に記者会見し「蕨市北町5丁目地内における土壌・地下水汚染について」を発表しました。県条例にもとづく調査で、北町5丁目4番地内の土地(2041u)で、環境基準を超える水銀等が確認されたもの。
県は土地所有者に対し、汚染された土の除去などの対策を指導しました。土地所有者は、この地でマンション建設を計画している椛趨工務店で、10月30日から11月末まで、汚染を取り除く工事が行なわれています。
この問題で日本共産党のかじわら秀明市議は10月30日県庁で、水環境課の半田主幹に話を聞きました。
【梶原】ことの経緯は?
【県】この地で体温計製造会社が46年間、今年5月まで操業した。その過程で汚染されたのだろう。
【梶原】住民への影響は?
【県】周辺に井戸水を使っている家庭はないので、健康への影響はないものと考えている。万全を期すため井戸水は飲まないよう呼びかけている。
【梶原】なぜこのようなことになったのか?
【県】製造会社にルーズな面もあったのではないか。
【梶原】市民への周知は?
【県】周辺の町会長に説明し、半径250m内の家庭に説明文書を配った。
【梶原】マンション計画があるがそれとの関係は?
【県】草野工務店は経緯を知ったうえで製造会社から土地を購入した。汚染除去工事も草野工務店の発注で行なっている。
【梶原】工事の完了検査を県は厳重にしてほしい。
【県】そのようにする。
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