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練馬区のレンタサイクル事業を視察(1月26日)

市会議員 かじわら秀明

私は1月26日に、練馬区のレンタサイクル事業を視察してきました。これは県南都市問題協議会(県南四市の議員で構成)の交通問題研究部会として行なったものです。

練馬区では1992年に「ねりまタウンサイクル」として事業を開始。一ヶ月2千円の登録料(学生・障害者など割引あり)で自転車を一時利用し、自宅から駅、または駅から会社・学校の往復ができる、自転車は駐輪場に保管しておくというものです。区内7施設に2750台の自転車を保有し、区民や在勤者へ貸し出します。練馬区では自転車の利用者が多いことから、自転車をバスと同様に重要な交通手段と位置付け、駐輪場不足の解消もねらっていると、練馬区交通安全課長から説明がありました。

事業のメリットとして、放置自転車の削減、土地の収容効率が良いこと、などがあるとのこと。しかし一方、設備設置費が7施設合計で約17億円(自転車一台あたり約60万円)と高い実態もあります。運用費は年間3千万円以上の赤字ですが、年々赤字幅は減っています。

蕨市への導入は、土地収用効率が高い点は有利ですが、設置工事費が高いことが問題でしょう。