梶原秀明前市議の過去ページ
国民健康保険運営協議会が開催される(8月23日)
8月23日に、市役所内で国民健康保険(国保)運営協議会が開催され、梶原市議も出席しました。この日の議題は(1)国民健康保険特別会計2006年度決算、(2)国民健康保険特別会計2007年度補正予算、(3)その他、でした。
(1)では、資格証明書の発行状況や、国保税の収納状況などが議論されました。梶原市議は、2006年度も資格証が3百件以上も発行されていること、その発行率が県内で、川口市・三郷市・八潮市に次いで4番目と、市民に厳しい運営をしていることを指摘し、資格証の発行は抑制すべきことを求め、決算に反対しました。なお、会議に出席した頼高市長は、資格証の発行は抑制するよう当局に指示を出していると説明しました。
2006年度の決算は、前市長の田中体制のもとで行われた行政の結果です。梶原市議は、県内でも異常に高い比率で資格証が発行されつづけてきたことを、毎回の予算・決算の議会でも指摘してきました。今回の協議会で表明があったように、新しい頼高体制のもとでは、資格証の運用については改善が見込まれます。
また、国保税の収納率については、2006年度は88.1%と、前年に比べ約2ポイント改善しました。滞納している世帯に対して市の職員などがねばりづよく足を運び、納付を求めていると説明がありました。この件で頼高市長は、「特に現年課税分の滞納対策に力を入れたい」と表明されました。
(2)の補正予算では、来年4月から健康保険証をカード化することの準備と、同じく来年4月から保険料を年金から天引きすることに伴う諸準備(コンピューターシステムの改修など)に、追加の予算を計上するとの説明です。この議題では、後期高齢者医療制度について議論が集中。すでに現役並み年金生活者の医療費が3割に上がっているうえに、さらに負担が増えるのはたまらない、半年後に新しい制度が始まるのに市民はほとんど知らない、などの懸念が出されました。市の担当部長からは、「国の制度変更が早すぎて戸惑っている、あと1年遅らせてほしいくらいだ」などの本音も出て、「9月1日発行の広報で詳しい説明をする」と説明がありました。
補正予算には全委員が賛成しました。
(3)では、今年も開催される健康まつりを、植田副会長が実行委員長として準備にあたっていることが報告されました。