陳情・非核日本宣言を求める意見書への賛成討論(9月10日、市議会総務常任委員会)
昨日9月9日は、蕨市平和都市宣言がされてから22周年の日でした。宣言では、「平和憲法の精神を守る立場から、非核三原則が厳守されることを強く希望し、世界のあらゆる国の核兵器の速やかな廃絶を願うものであります。」としています。広島・長崎に原爆が落とされてから62年が経過した今もなお、世界には何万発もの核兵器が配備、あるいは貯蔵されています。この現状を打開するため、陳情文が述べているように、2010年の核不拡散条約再検討会議にむけて、いま準備が進められています。
非核日本宣言は、今年の4月に、井上ひさしさん等の著名人が呼びかけ、海老名かよこさん、吉永さゆりさんなどが賛同、自治体関係では、7月末現在、首長177人、議長124人が賛同しています。非核日本宣言は、陳情文にあるとおり、核兵器の廃絶の促進と、「核兵器を持たず、つくらず、もちこまさず」の非核三原則を、日本政府が世界にむけて宣言することであり、陳情はこのことを政府に求めるものです。
蕨市平和都市宣言の趣旨にも合致する内容であり、人類共通の願いでもある核兵器の廃絶を現実のものとするために日本政府が行動を起こしてほしいという内容であるので、蕨市議会として採択することに賛成します。
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