梶原秀明前市議の過去ページ
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9月市議会補正予算が成立(9月26日)

頼高市長が実質的に提案した初めての議案である、今年度補正予算が、蕨駅へのエレベーター設計予算を削除したうえで、可決成立しました。

前回の6月議会は、前市長が準備した議案が審議されましたが、この9月議会は頼高市長のマニュフェストを実現させる内容が初めて盛り込まれました。学校校舎の耐震化を1年前倒しすること、防犯灯の増設、防犯ボランティアへの支援、市長給与の3割削減、市立病院の改革、などです。

学校耐震化は、前市長の計画では5年以内となっていましたが、これを4年以内で行なうため、南小学校校舎の耐震化診断を今年度行なうものです。防犯灯は、前年度46基しかつかず、今年度当初でも39基となっていましたが、予算をやりくりし、今年度98基にします。防犯活動を行なうボランティア団体へは、パトロール用ベストなどを購入した場合、5万円ないし10万円を上限に、購入額の3分の2を補助します。

一方、新生会・政風会・公明党・民主党が共同で、エレベーター設計予算を削除する予算修正案を提出。日本共産党は、削除することに反対を表明しましたが、削除を強行しました(次の記事参照)。

エレベーター予算の削除を強行 - 保守系・公明党・民主党

この議会では、エレベーター設計予算(改札外東西口1基ずつで計1919万円)が争点となりました。総務常任委員会と教育まちづくり委員会で、エレベーター設計予算が審議され、保守(新生会と政風会)、公明党、民主党は、それぞれエレベーター予算に反対しました。日本共産党の梶原議員は総務委員会で「この予算は市民の願いにこたえたもの」と賛成討論。ところが、民主党の一関議員は「改札外の費用はJRが出すべき。下りエスカレーターが優先」と述べ反対しました。常任委員会の後に行われた一般質問で日本共産党(志村議員)は、それぞれの理由に反論。改札内はJRが来年度設置するとしていますから、改札外も来年度に設置するために、今回設計予算を可決する重要性を訴えました。(表参照)

この議会でエレベーター予算は決まりませんでしたが、日本共産党市議団は、一日も早く蕨駅に設置できるよう引き続きがんばります。

表)各会派の主張
会派反対理由共産党の主張主な議員(敬称略)
新生会エレベーターには賛成だが、改札外の費用の負担でJRが歩み寄ったとはいえない。もっと交渉すべき。時期尚早。特殊な駅を除いて改札外は地元の自治体が負担している。川島、池上智康、須賀
民主党費用負担問題でJRに押しきられている。バリアフリー基本構想をつくるべき。(改札外は)下りエスカレーターが優先だ。・基本構想は義務ではない。構想がなくてもエレベーターは設置できる。
・下りエスカレーターは駅舎を改造しなければ無理。
一関
公明党学校校舎の耐震化を優先すべき。・耐震化を4年に早める予算が今回出ている。(5年で耐震化完了という)前市長の予算には賛成していたのに、不可解。松本、高橋、大石
政風会(反対理由は述べず)-今井、比企、池上東二