梶原秀明前市議の過去ページ
市内で憲法宣伝(5月3日)
憲法記念日には、街角から訴えます。昨年は、安部内閣が、憲法改定手続き法を、衆議院で強行可決した直後に憲法記念日を迎えました。一路憲法改悪かという見方もありましたが、夏の参議院選挙後、状況ははっきり変わりました。それは憲法9条を守ろうという運動が全国で広がり、政府が、海外で戦争できる国づくりをアメリカとすすめていることを、多くの国民が見抜くようになったからでしょう。昨日(4日)からは、9条世界会議も始まり、マスコミも大きくとりあげています。3日発表の朝日新聞世論調査では、9条改定反対が66%で、賛成23%を大きく越え、差が広がりました。
私はこの日、9条の他にも、25条の生存権、27条の働く権利を訴えました。4月に始まった後期高齢者医療制度は、25条の生存権をおびやかすものであり、廃止させるしかありません。「憲法25条:すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」。
人間をまるで部品のように使い捨てる働かせ方に、批判の声が広がり、国会ではついに、与党の公明党までが、日雇い派遣の禁止をいわざるを得なくなったのは、労働者の運動の前進です。「憲法27条:すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ」。日雇い派遣の横行、労働者派遣法の悪用、労働基準法の脱法行為は、憲法27条の働く権利を奪うものといえます。
この日は、支持者のご協力を得て、午前中に塚越地域で、夕方には北町地域で宣伝。また午後1時から2時過ぎまでは、わらび9条の会の皆さんといっしょに、蕨駅西口・北町マルエツ前・錦町ヨーカドー前・中央マルエツ前で、9条の会チラシなどを配りました。
日本共産党蕨市議団は、日本国憲法を守るだけでなく、その理想的な原則を、すべての国民が生かすことができるよう、市民の皆さんとともに、世論と運動をいっそう強めるためにがんばります。(梶原秀明)