|
一本杉塚保存会の例大祭に参加(6月7日) - 梶原秀明
この日、一本杉塚保存会の年次大祭が行なわれ、参加させていただきました。一本杉塚は私の自宅からすぐ近く、北町1丁目20番地内にあります。戦国時代、蕨城主だった渋川公が川越城主の上杉朝興に攻められ1526年6月7日落城、戦死者の遺骨・よろい・かぶとなどが埋められ、その目印に一本杉が植えられたと伝えられています。1967年5月に蕨市文化財に指定されています。
大祭では、頼高市長があいさつしました。そして、歴史民俗資料館の館長から、５百年近い歴史を持つ一本杉がいまや近所の住宅側に傾き、倒壊の危機にあり、教育委員会として一本杉の保存のため、７月までに、樹木を支える工事を行なうと説明がありました。
保存会は1966年11月の設立後、40年以上にわたり、230人の会員さんのご努力により、塚の清掃や供花が行なわれているとのことです。この日は、広田会長・戸塚副会長はじめ、90歳になられる役員さんなど、多くのみなさんが参加されていました。
「一本杉は大樹となり生い茂っておりましたが、戦後、落雷のため幹が突き出して枯れ肌ばかりになってしまいました。枯れ木となっても根が大きく張り、枝ぶりはマツやカシワの盆栽のように形の良い姿を保っております」（保存会資料より）
|
