梶原秀明前市議の過去ページ
携帯電話の契約は難しい!(8月17日)
どこかでも書いたかもしれませんが、ひと月に数回しか携帯を使っていないのに、携帯電話利用料が4千円以上もかかったという相談がありました。また、先日、ある携帯電話販売店をのぞいたところ、夫婦家族が、「何でこんなに料金が高いんだ」と苦情を言っているのが聞こえました。対応した店員は「契約どおりです」と冷たく答えたものだから、夫婦の怒りはさらに爆発していました。
今日、蕨ケーブルテレビの「市政ガイド」を見ていたら、消費生活相談の説明をしていました。商工生活室の相談員さんが出演していて、最近の詐欺の傾向について述べていました。相談員さんの自宅にまで「おれおれ詐欺」の電話が来たそうです。
私が最近感じるのは、おれおれ詐欺のようなものは論外ですが、対面販売であっても、消費者にきちんと説明しないで物を買わせる、または契約させることが、問題を引き起こすということです。携帯電話のさまざまの機能をきちんと説明しないで、利便性をとりわけ強調する傾向があります。携帯電話の販売店は、若者でも高齢者でも新規のお客さんには同じような説明をするようです。だから、あまり電話を使わない高齢者にとっては、請求書を見て、意外に高いことに気づくことになるようです。さらなる問題として、6ヶ月とか1年とか、長期契約を条件に、ある利便性を押し売りするような契約があることで、その不便に気づいて解約を申し出ると、解約手数料が発生することです。私は、冒頭の相談を受けた人には、契約の見直しをお勧めし、十分な説明を受けていない契約は、無効にできる可能性もあることを助言します。
いま、電話などの通信会社は絶好調です。不景気でも、市民は電話代やインターネット代などの通信費には、あまり手をつけません。通信会社はそこに目をつけますから、この分野でも、かしこい消費者になりたいものです。