介護保険料軽減に貯金を活用すると市の答弁。地デジの問題点を聞く - かじわら秀明の一般質問(要旨)
梶原秀明市議の9月議会での一般質問、主な質疑応答は次のとおりです。
◆介護保険制度
【質】来年は3年に一度の介護保険の改定期。介護の人材不足は深刻だ。
【答】通所施設や介護施設で黒字が減り、居宅介護支援事業所では赤字が拡大している。来年度の報酬改定(引き上げ)を期待する。
【質】軽度者や同居家族がある場合のサービス低下が全国的に問題となっている。
【答】蕨市では医学的所見と適切なケアマネジメントで、必要と判断されれば、福祉用具を貸与する。同居家族がいる場合でも日中独居になる場合などには、サービスを提供する。
【質】介護保険会計の貯金を保険料に組み入れるべき。
【答】保険料の負担を軽減するために活用する。
◆ 孤独死問題
【質】URの調査で孤独死は6年間に2・2倍も増えた。蕨市内の状況は。
【答】(06年度3件)07年度6件、08年度現在までで4件、すべて60歳以上、7割が男性、夏季が多い。
【質】孤独死は、地域のショックが大きい。起こさないための対策は。
【答】見守りネットワークをつくる検討をしている。町会や高齢者クラブなど地域の方に協力を得たい。
◆ 地上デジタル放送
【質】2011年7月のアナログ波停止は、国民の負担が大きく日本共産党は延期を求めている。市内の状況はどうか。
【答】市の公共施設による電波障害での対応は577世帯。地デジ移行で障害がなくなれば、個別受信に切り替えるため、市民各自の負担が必要となる。
【質】現在電波障害のためにケーブルビジョンに無料加入している世帯は。
【答】18133世帯ある。
【質】障害がなくなれば有料となる。ケーブルの地デジは安いコースでも月4200円もする。安くするよう協議してはどうか。
【答】国が業界に働きかけているのを注視する。
【質】あと3年で全市民が、テレビの買い替えと、アンテナ設置かケーブル加入かを迫られる。いまの国の計画は根本的に見直すべきだ。
◆県の緑川拡幅用地を有効活用すべき
【答】市が管理すれば、例外として認められることもあると聞きおよんでいる。
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