来年度も値上げはしない - 国保税と下水道料金で頼高市長表明 - 12月市議会が終わる(12月17日)
12月の市議会が17日に終わり、市長提出議案は全て可決しました。日本共産党市議団は、来年度予算編成の考え方を質問しました。市長は、市民のくらしが厳しいことから、来年度も値上げはしないと表明しました。また、4月で市政50周年を迎えるにあたり、記念事業についても説明されました。
値上げ計画はひきつづき凍結
市の財政は厳しいが、市民のくらしも厳しいと、来年度も健康保険税と下水道料金は値上げはしないと市長は表明。川口市も戸田市も次々値上げする中、蕨市の努力は市民には助かります。もし値上げになっていたら、標準的な年金生活夫婦で、年間5万円の負担増でした。07年度、08年度、さらには09年度すえおきで、ひと世帯15万円の効果です。
小学3・4年生35人学級へ準備進める
どの子にもゆきとどいた教育を、との願いから、少人数学級を求める声が高まっています。蕨市は来年度を準備期間とし、再来年度から実施できるよう準備を進めていくと、教育長が答弁しました。これまでの1・2年生に加え、3年生・4年生でも、再来年度から、少人数(35人程度以下)学級となる見通しです。
駅前トイレが4月から無料
4月から駅西口化粧室が無料となります。管理人を従来通り置くので、安心して清潔に使えます。
75歳以上保養所の補助を行なう
後期高齢者医療制度の開始により、1泊3千円の補助が75歳以上は受けられなくなっていました。市独自に補助を実施すべきとの日本共産党の質問に対し、市長は、市の独自施策として、来年度実施したいと答弁しました。
蕨の子どもが増えました - 出生率改善
一人の女性が生涯に産む子どもの数として合計特殊出生率という数字があります。06年度の蕨市の数字は1.02で、県内40市で39位でした。これが07年度は1.10と34位に改善しました。蕨で生まれた子どもの数は、06年度536人、07年度574人でした(県保健医療部発表)。
この間、頼高市長が子育て支援を進めていることが現れたと言えるでしょう。市立病院での分娩数も、08年度は10月末で383件、前年同期(328件)から、16%も増えています。
市政50周年事業準備進む
まちの魅力を高めるシンボルマークの制定。成年式発祥の地として全国から成年の主張の募集。NHKの公開放送やラジオ体操、民放の人気番組「なんでも鑑定団」の公開録画の申請。「わらび子ども宣言」の制定など、32の事業を計画しています。さらに市民や企業が、「50周年記念」の名称をつけていただける事業を募集しています(1月31日まで)。
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