小学6年生まで通院を無料に - 予算案説明会(1月26日)
1月26日以降、議員・各会派あてに、蕨市来年度予算案の説明が行われました。共産党市議団には26日午後2時から、来年度予算に盛り込まれた主な施策が説明されました。共産党市議団が従来から要望し、頼高市長のあったか市政を実現するための、注目の施策を以下に紹介します。
(1)子ども医療費の無料制度を、通院を小学6年生まで拡大します。昨年10月から、通院は小学3年生まで、入院は中学卒業まで拡大していましたが、これをさらに拡充するもので、説明では今年10月1日実施予定です。
(2)2つめの北町学童保育室を開設
市内で一番人気の北町学童保育室。今年の入室希望は80人となり全員は入れません。希望者全員が入れるよう、2つ目の施設を北小学校敷地内に整備します。今年8月頃から入室できる見通しです。
(3)幼稚園児補助金を、5歳児について、従来の2万8千円から3万4千円に増額します。
(4)多重債務相談を強化します。これまでも市民相談を市役所などで行なっていますが、特に生活不安が深刻な多重債務について、専門相談を月2回実施します。
(5)保養施設宿泊利用料の助成。
後期医療の実施に伴い、75才以上の人は助成(1泊3千円で2泊まで)を受けられなくなっていました。これを市独自に補助するものです。
(6)介護保険料の値下げ。2009年度からはじまる第4期介護保険事業については、基準額で従来3950円の保険料を、4月から3900円に引き下げます。さらに、第4段階で年収80万円以下の方は、3308円に引き下げます。また、従来第5段階で所得125万円以下の人は、4933円から4483円に引き下げます。全体として、すべての市民の保険料を引き下げ、低所得世帯については引き下げ幅を拡大する内容です。
(7)駅西口へのエレベーター設置。いよいよ今年、工事を行ないます。改札内にもJRが今年設置します。
(8)浸水対策の調整池設置へ補助金の申請を行ないます。浸水被害がひどい北町地区を中心に調整池を設置するため、2010年度設計、2011年度工事をめざし、国に事業計画と補助金の申請を行ないます。
(9)学校校舎耐震化工事の推進。今年度3校の工事が行なわれましたが、来年度は塚越小学校、南小学校(旧校舎)、第一中学校(B棟)の耐震補強工事をします。
(10)35人学級の準備。2010年度に小学3年生と4年生で、35人程度学級を実施するため、来年度は、市独自に教員を採用するための準備を行ないます(現在は1年生・2年生で35人学級、中学1年生で38人学級)。説明会での教育長の説明では、2人ないし4人、採用の見通しだとのことです。
(11)駅前文化ホールの設置。駅前の公共公益施設の3階部分は従来から多目的ホールとする予定でしたが、市独自に、音・光・映写などの付帯設備を整備し、(仮称)駅前文化ホールとする予算、約4090万円を計上しました。
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