【6月議会】低額宿泊所のひどい実態を問う。失業や収入減で生活保護が急増。- 梶原秀明の一般質問
無料低額宿泊所について
【質】派遣村実行委員会が千葉市内の低額宿泊所のひどい実態を調査した。県内の宿泊所の状況はどうか。
【答】県内に35施設あり定員2009人。蕨市管轄では103人が入所。
【質】宿泊所の県ガイドラインは個室が原則だが、実際は3人部屋。1人分3畳程度でプライバシーも無い。
【答】施設の改善を県と近隣市で協議していきたい。
【質】市長としての感想は。
【市長】大きな課題がある。本人の意思でそこに住んでいるというより貧困が固定しているようだ。3畳程度で居住費4万7700円は高い。背景に貧困問題があり、国と県が整備すべきだが実際はできていない。
【質】蕨市は施設入所を前提に相談にのっていないか。
【答】住居の無い相談者は個々の事例により対応している。宿泊所入所を前提とはしていない。
【質】今年に入っての生活保護の増加傾向はどうか。
【答】12月から5月の半年で保護開始は126件、前年同月比で48件増。うち失業と収入減が42件増。
母子加算廃止問題
【質】母子加算がこの4月に廃止された。そのための国費は200億円。政府は、15兆円もの経済対策をとるなら、母子加算こそ復活すべきだ。@当市の実態。A新たな制度について。
【答】@廃止になったのは22世帯、子ども31人。月額17万5390円。A高校就学費は8世帯9人で年額約108万円。ひとり親就労促進費は136件で136万円。7月から新たに学習支援費(月額)が、小学生2560円、中学生4330円支給される。
北五公園のバスケットコートの夜間騒音
【答】公園近隣から苦情がある。公園灯の消灯、看板の増設、通報への迅速な対応などしている。適切な利用方法を今後検討したい。
◆他に、市民体育館の予約の改善を質問しました。
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