梶原秀明前市議の過去ページ
【9月議会】総務常任委員会報告(9月11日)
総務常任委員会は11日に行われ、請願2件、市税条例改正、09年度一般会計補正予算を審議しました。
所得税法56条廃止の請願に過半数の委員が賛成
請願の1つは、川口民主商工会婦人部からの「所得税法56条の廃止を求める請願書」で、所得税法が家族従業員の働き分を事業経費として認めていないと、条文の廃止を求めているもの。866人分の署名が添えられています。
日本共産党のかじわら市議が賛成討論。新生会を代表して今井市議が反対討論。採決の結果、賛成3人(日本共産党・民主党・公明党)、反対2人(新生会)となり、本会議で採択すべきものとなりました。議会最終日30日の本会議での採決が注目されます。
消費税の請願には他会派が反対
もう1つの請願は、埼玉土建蕨戸田支部からで、「「消費税の税率引き上げ反対を求める意見書」」の提出を求める請願書」。日本共産党のかじわら市議は、「消費税は所得の少ない人ほど重い負担となり、格差を拡大するもの」と賛成討論をしました。民主党の一関市議は「民主党は4年間は税率を上げないとしているが、引き上げの議論はすべき」と反対討論しました。新生会と公明党も反対し、本会議で不採択すべきものとなりました。
国の交付金など活用して自転車対策等実施
09年度補正予算の総務委員会所轄分の主なもの(総務費と消防費)は次のとおりです。総務費では、自転車盗難防止対策として、駅と大型店周辺などをガードマンが、午後の8時間巡回します。放置自転車対策のため、南町の緑川沿いの県有地に400台分の置き場をつくること、沖電気となりの一時置き場の整理をします。滞納対策として滞納者へ電話で勧奨します。戸籍を電算化することで、市民サービスの向上を見込みます。消防費では、消防職員のインフルエンザ感染を防ぐための、マスク・防護服などの購入を行います。総務費と消防費の支出の大半は、国と県から補填されます。
市税条例改正は市民生活に影響はありません。補正予算と条例改正とも全会派が賛成しました。傍聴は3人でした。