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とてつもない政治の変化が到来 ‐ 社会保障の改善へ今がチャンス - 社会保障学校おこなわれる(9月18日)

18日夜、さいたま共済会館で社会保障学校が開かれ、梶原市議が参加しました。埼玉県社会保障推進協議会(社保協)が毎年開催しているもの。

この7月に事務局長に就任したばかりの、中央社保協の相野谷(あいのや)安孝氏が、「社会保障をめぐる情勢と私たちの運動課題」と題して講演しました。相野谷氏は冒頭、首相指名がされた16日の国会傍聴の様子を紹介。自民党政治では傍聴席数分しか入場させなかったのに、この日は希望者全員を入場させ多くの立ち見があった。傍聴者が思わず拍手をした時、衛視がそれをとがめなかったことなど、国会ではとてつもない変化が起きている。これまでは自民党政権に「改悪反対」を唱えていたが、これからは、国民のための制度をともにつくっていこうと政権に呼びかける時代になったと、傍聴の感想を述べました。

そして、9月9日の「民主党・社民党・国民新党」の政策合意を紹介。過半数の国会議員が合意している政策、後期高齢者医療制度の廃止、生活保護母子加算の復活、障害者自立支援法の廃止、利用者負担を増やさずに介護報酬を引き上げることを、まずいち早く実行させる重要さ、それは、構造改革に風穴をあけるものだと強調しました。その一方で民主党の厚生労働大臣が後期医療制度廃止は1、2年先などと、早くも後退した姿勢を見せていることに言及。東京都広域連合が来年4月からの保険料値上げを試算するなど、廃止を先送りすることは被害を広げることだと指摘。地元国会議員との懇談をはじめ、民主党政権に、一刻も早い実現を迫っていこうと述べました。

新政権の性格については神戸大学の二宮厚美氏のコメントなどを紹介。「民主党は上半身は反構造改革、下半身は構造改革にどっぷりつかっている」。上半身と下半身のねじれを、際立たせていくためにも、私たちの運動は今こそやりがいがあると述べました。さらには、本来の社会保障の役割にふれ、高齢者の犯罪が増えている背景を語り、人と人のつながりを大切にし貧困の被害者を出さない取り組みを呼びかけました。

県社保協事務局から今後の集会や行動の日程について、次のように報告がありました。
●随時・国会要請行動
●10月10日(土)‐11日(日)・肢体障害者全国交流集会(ラフレさいたま)
●10月17日(土)・埼玉県高齢者大会(市民会館うらわ)
●10月22日(木)・中央社保協の中央行動
●11月8日(日)・国民大集会(代々木公園)
●11月12日(木)・県後期高齢者医療広域連合議会
●11月15日(日)・介護学習会(埼玉教育会館)
●11月20日(金)・県政要求行動(埼玉会館)