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一般廃棄物の最終処分場を視察(10月14日)

処分場管理棟(観光地にふさわしい外観にしたそうです)
処分場管理棟(観光地にふさわしい外観にしたそうです)
蕨戸田衛生センター組合議会の視察で、群馬県草津町にある最終処分場を見学しました。これは、株式会社ウィズウェィストジャパン(本社・大宮区)が運営するもので、蕨市と戸田市が出す一般廃棄物(家庭ごみなど)の最終処分をする施設です。

一般的な家庭ごみはゴミ収集車によって蕨戸田衛生センターに運ばれ、ここで焼却し、焼却灰となります。この灰を固化して、最終処分場である草津町(他に山形県内と寄居町と契約している)の当施設に運ばれ、ここに埋め立てます。

視察した処分場は二つ、一つは、平成4年に稼動開始し、まもなく満杯になってしまう施設。あと5%ほどの容量しかないそうです。そこでもう一つ、新しい埋め立て場を作ることになり、その工事をしている現場も見ました。
新処分場工事現場(緑色に見えるのが遮水シート)
新処分場工事現場(緑色に見えるのが遮水シート)
新処分場は、来月に完成し、来年1月から、焼却灰を受け入れる予定です。新しい処分場により、あと15年ほどは、処分ができるそうです。


視察では、最終処分場を運営する事業者からの詳しい説明がされましたが、その中心点は、処分場の環境および観光対応です。ゴミからしみだした水分が土壌を汚染しないよう、遮水シートを処分場の底面や側面に敷設すること。
浸出液処理施設の説明
浸出液処理施設の説明
最大の雨量(平成10年降水量2129_)を前提に設計し、汚水をろ過して川に流す施設(浸出液処理施設)を持つこと。観光地草津の特性に配慮し、ゴミの運搬車は徹底的にきれいに洗浄し、運転マナーの保持はもちろん、走行はほぼ早朝に限り、観光客に極力影響を与えないようにしていること、などです。

この日の視察では、途中、八ッ場ダム関連工事の現地もとおり、車内からその状況も見ました。
八ッ場ダムで水没予定だった吾妻渓谷(車窓より)
八ッ場ダムで水没予定だった吾妻渓谷(車窓より)
各議員から、八ッ場ダムについてもさまざまな意見・感想も出されていました。