【3月議会】改善がすすむ市立病院について質疑(かじわら秀明)
3月定例議会、4日の本会議で2010年度市立病院会計予算について質疑しました。慢性的な赤字を解消するため蕨市は昨年3月、「病院経営改革プラン」を策定、4月から実行した結果、4月からの10ヵ月間で収益を前年比2億7千万円(16%)伸ばすなど、成果をあげてきました。この日は激務のなか病院長も出席し答弁しました。主な応答は次のとおりです。
【梶原】09年度は当初1億6千万円の赤字を見込んだが、赤字幅は大幅に縮小する。その成果について。
【病院長】病院職員のがんばりに感謝したい。赤字ゼロを念願している。
【梶原】病院長のリーダーシップの発揮について。
【病院長】職員には、なぜ患者が減っているのか考えてください、このままでは病院がなくなる、あなた方の働き場所がなくなると訴えてきた。改革プランのの努力の成果が出ている。
【梶原】新年度の見通しはどうか。
【病院長】内科・整形外科の常勤医、2名ずつ採用を前提にした予算だ。入院受け入れを引き続き強め、病床稼働率予算目標は80%だが、70%は達成したい。
【梶原】医療事務専門家の採用見通しは。
【病院長】市の一般職ではなく、異動のない専門事務職の配置は必要。病院独自に採用したい。
【梶原】市長としても成果に手ごたえがあると思う。
【頼高市長】改善策を医師確保だけに解消せず、現体制でも何ができるかを考えてきた。根本的には病院が市民にとってかけがいのないものとの思いがある。
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なお、5日の総務委員会の梶原市議の質疑で、市立病院への地方交付税の算定額は、09年度で約1億8千万円だと、財政課から答弁がありました。
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