北町1丁目調整池設置工事住民説明会おこなわれる(10月29日)
今年度の蕨市予算に計上された調整池工事。29日市民体育館で、蕨市下水道課と、施工会社である鹿島建設の各責任者出席の元、工事説明会がおこなわれました(右の写真は次第)。北町1丁目の市民を中心に、40人ほどが参加しました。
冒頭、都市整備部長があいさつ。ついで下水道課からは、蕨市の下水道について、雨水調整池の効果について。鹿島建設からは、工法と工事の安全対策・環境保全対策について、それぞれ説明がありました。新たに得られた事実や課題などを、紹介します。
(1)効果の説明として、5年で一度発生する確率(5年確率)の時間55ミリの雨の場合、全く浸水は生じない。2005年9月4日の水害では時間71ミリの雨でしたが、これは15年確率であり、道路冠水はありうるが、浸水の深さを低減できる。以上のようなシミュレーションの説明がありました。
(2)工事は、ニューマチックケーソン工法でおこなうが、水の中に空のコップを押し込むような工法だと、工事原理の説明がありました。水に対応するのが、わらび公園下の地下水、コップに対応するのが調整池外周のコンクリート、コップの中の空気に対応するのが上部から送る圧縮空気のようです。地下水圧と上部からの圧縮空気の、両者の圧力のバランスを取りながら、地下に掘り進み、かき出した土砂は上部から外に排出し、トラックで外に運びます。
(3)工事車両は、市役所通りから蕨高校通りを経て現地にいたり、現地からは高校通りを市民体育館前で右折し、川口市境を経由し、市役所通りにいたる。大型車両が通る期間は、高校通りと学童通学路の交差する2箇所(仙波さん前と、八百力さん前)に警備員を配置する。
(4)周辺への影響が最も大きいのは、来年1月後半から11月末頃までの、コンクリートので、工程により計9回の打設の多い日を予定している。最大の打設時は、1日に250台の大型車両が蕨高校通りを通過する。この点については参加者から多くの意見や質問がありました。
★質疑応答では、予定時間を越えてたくさんの発言がありました。やはり、工事中の振動や騒音の心配の声がありました。私は、周辺住民に極力迷惑をかけないやり方で、工事を進めていくことを、求めてまいります。
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