梶原秀明前市議の過去ページ
肥田舜太郎さんの講演会(4月14日)
講演する肥田氏
4月14日文化ホールくるるで、肥田舜太郎氏の講演「低線量なら大丈夫なのか?」が行われ参加してきました。肥田さんは、67年前、広島への原爆投下直後から医師として被災者救援活動に参加。自ら内部被爆しながら、現在に至るまで、一貫して、医療活動とともに、核兵器なくせ、被爆者援護の活動をされてきた方です。
私は最近になって、ある人からいただいたブックレットで、原爆被害は当時米政府によって、調査も研究も、記録も発表もしてはならない、破ったら重罪に処すと言われ、この圧力が7年間も続いていたことを知りました。そのせいで、日本の内部被ばくの研究は遅れてしまった、67年前の広島の放射線被爆を知らない学者たちが、フクシマは大丈夫だと、うそをつき続けていると告発しました。
この日の主題「低線量被ばく」について、体内に入った放射線は今の医療では取り除くことはできない、福島原発事故でも2,3年で体調に影響が出ることを心配している、本来は政府の責任で福島の子どもを疎開させるべき、などと述べました。内科医であり、67年前の広島原爆被害を経験し、6千人を治療してきた、今生きている唯一の医師である肥田氏の説得力ある話に、参会した皆さんが深く学ぶことができたと思います。
あいさつする頼高市長
起きてしまった原発事故。いま日本人がすべきなのは、原発と核兵器をなくすこと、米政府に対して、日本で戦争準備をしないでくれと声をあげ、安保条約をなくし米軍には本国に帰ってもらうことだと、肥田氏は述べました。最後に、大飯原発(福井)の再稼動を認めた民主党内閣を批判し、いまこそ日本人が一つになって原発を再開しない覚悟を決めてもらいたいと呼びかけたました。講演後、錦町でのタウンミーティングを終えた頼高市長が、あいさつしました(写真右)。
講演会を準備された実行委員会の皆さん、9条の会の関係者のみなさん、ごくろうさまでした。