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交通事故と運転手の健康対策(5月2日)

2日、仕事で越谷の共産党事務所に行ってきました。その帰り道、運転しながらNHKラジオを聴いていると、亀岡市で起きた交通事故に関して、安全対策の特集をしていました。先進事例として、川口市が紹介され、交通安全対策課長が電話で発言していました。川口市では、面的に30キロ制限を課す政策を実施しています。6年前に、幼児が歩く列に車が突っ込み死傷事故を起こしたのをきっかけに、3年くらい前から始まったものです。蕨でも同様の対策をと、私も議会で、川口市の例を引き、求めています。

番組では、亀岡市の担当課長も登場し、再発防止対策を検討している状況を、説明していました。亀岡は、私の義父が住んでいて、たびたびおとずれていて、事故現場の府道は私も車で走ったことがあります。番組でも言っていましたが、国道9号線の代替路になっているのです。蕨市では、5年ほど前から安全歩行エリア事業がおこなわれていて、今年度は北町で実施されます。今年相次いでいる事故も教訓に、新たな視点での安全対策が求められます。

もうひとつ、関越自動車道の藤岡ジャンクションでの事故も、その原因がはっきりしてきました。運転手は短期雇用、大型免許を取ってわずか2年、アルコール事前検知チェックもおこなわれていなかった。本来会社がすべき運行管理も、別会社の末端担当者におまかせだった。安全対策が全くおざなりです。もうけ優先、仕事受注優先での雇用の規制緩和が、ここ10数年されてきたことの反映といえます。会社の責任者を追及するだけのトカゲのシッポ切りで終わらせず、誰もが人間らしく働けるルールをつくるまで、がんばらなければなりません。