梶原秀明前市議の過去ページ
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【6月議会】梶原議員の一般質問の質疑応答

孤立死・孤独死を防止するために
【梶原】今年全国で孤独死が相次いでいる。国会では扶養義務強化が議論されているが、孤独死対策に逆行しかねない。社会的に孤立している人への積極アプローチが求められる。蕨市の対応はどうか。
【部長】水道検針業務で見守りを始めた。4・5月で11件通報があったが、調査のうえ心配なかった。新聞販売店との覚書を昨年度結び、昨年は2件通報があった。福祉部門では、困っている人へ、支援が着実に届く仕組みづくりを強めている。税務部門では6人の市税収納員で毎月2千件を訪問しているが、郵便物がたまっているなどの異変があれば通報する。町会等には情報提供の協力をお願いする。アパート居住者への町会加入促進のパンフレットを作り、更なる加入促進に努める。
【梶原】アパート管理人等の責任についての市の関与はどうか。
【部長】まちづくり指導要綱では14戸未満の共同住宅は指導の対象外で関与できない。第一義的に家主・管理人等が管理責任を負う。

介護保険の生活援助時間の短縮について
【梶原】この4月から介護報酬の時間区分が変わり、ヘルパーの訪問時間が減り、要介護者に戸惑いが広がっている。市の把握状況は。
【部長】時間区分変更について、市と包括センターにこれまでに意見は出ていないが「一律に援助時間を削ってはならない」という国の通知に沿って、事業者を適切に指導したい。居宅サービスの苦情は、21年度6件、22年度3件、23年度12件あった。介護保険室と包括センターで電話で苦情・相談を受け付けているので活用してほしい。
 時間区分変更の背景には、限られた人材の有効活用という国の政策もある。
【梶原】限られた人材の活用という考えが、今度の改定に現れ、介護利用者にしわ寄せされ、一部利用者は泣き寝入りしている。私は国の制度改善を求めるが、市は、市民の相談にしっかりのってほしい。

病院玄関の車寄せの改善
【梶原】乗用車で車椅子の家族を病院に送迎する人から、玄関前が狭くて不便との声がある。
【部長】大幅改修は困難なので、玄関のひさしスペースを有効活用し、乗用車を玄関寄りに誘導して、利便性を向上したい。

公園遊具の要望状況は
【梶原】現在211基の遊具があるが、スプリング遊具・複合遊具・健康遊具の要望が高い。魅力的で児童の成長に役立つ遊具を、地域要望により設置していく。

◆他に、家賃助成制度の支給時期について質問しました。