梶原秀明前市議の過去ページ
【3月市議会】議案質疑1日目(3月1日)
1日から、市長提出議案に対する質疑を始めています。1日は、鈴木さとし議員が、鉛水道管を改修するための基金条例について、私が、2012年度一般会計補正予算についてそれぞれ発言しました。
基金条例は、水道メーター回りの鉛管を最新の衛生的な管に取り替える工事を市民がおこなった場合、工事費の半額(上限2万5千円)を補助するもの。4月施行です。古い鉛管が市内で6300残っているとの答弁があり、これを10年でなくすことを目標にします。初年度である2013年度は、500件を対象にした予算が組まれています。工事費は1件、4万円から5万2千円ほどかかるとのことで、そのほぼ半額が市から補助されます。
一般会計補正予算質疑については、主な答弁を紹介します。
(1)学校体育館の耐震化・大規模改修工事は、夏休みから2月くらいまでを期間におこなう。学校行事にできるだけ影響のないように、スケジュールを考えたい。佐野千恵子基金を活用した、北小体育館の独自リニューアルは、照明・バスケットゴールの落下防止やトイレの改修など他の体育館と共通的な改修のほか、屋根の葺き替え、床を硬質な物に取替える、などを予定している。
(2)市の基金の残高は11年度末約41億円、12年度末37億5千万円。基金が減っているのは、雨水調整池の設置工事と学校体育館の耐震化に、基金を充当したことが大きく影響しているものと思います。
(3)一方の債務は、全会計で、11年度末約328・83億円、12年度末約327・48億円で、この1年で、約1億3千5百万円減っています。
(4)2011年度に新しい認可保育園(けやき保育園)が開設しましたが、待機児童の解消にはいたっておらず、認可保育園に入れない児童が、家庭保育室に入っている実態がわかりました。12年度は、新たに4つの家庭保育室が増え、4室で2月1日現在計47人が入室しています。また、12年度の最終的な待機児童は、76人との答弁がありました。(昨年同期では113人でしたから、37人減りました)
(5)県道旭町前谷線(通称・市役所通り)は、道路設置、電線地中化などを現在工事中で、今後は、地中のライフライン敷設や周辺との接続工事などがおこなわれる見通しで、実施主体の県によれば、2013年度中にすべての工事が完了し、全線開通するとのことでした。
(6)南町地内に建設予定の、特別養護老人ホームについては、昨年11月に、運営主体の社会福祉法人に対し埼玉県が「建設・運営を認める」との通知を出したこと、今後は、今年13年秋に建設工事着工、14年夏に竣工、15年4月開設予定との説明でした。工事業者が決定しだい、近隣住民説明をおこなう見通しとの説明もありました。
1日の議会では、他に、民主党議員が基金条例について、新生会・民主党が一般会計補正予算、新生会議員が13年度一般会計予算に対して質疑をしました。
来週、質疑二日目の4日(月)は、日本共産党を代表し山脇議員が13年度一般会計予算に対して(朝10時からの予定)、三日目の5日は、志村議員が13年度錦町区画整理特別会計予算に対して質疑します。どうぞ傍聴にお越しください。