コンパクトシティ蕨の長期計画審議会が始まる - 第1回蕨市長期計画審議会(4月22日)
4月22日市役所内で長期計画審議会の第1回会議が開かれ、5人の議会選出委員の一人として出席しました。この審議会は、第4次蕨市総合振興計画が今年度をもって終わることから、それに代わる10年計画の構想をたて、市長に答申する役割を持ちます。
審議会では、市長からの委嘱状の交付を15人の委員が受け、会長に林大樹一橋大学大学院教授、副会長に吉川はる奈埼玉大学教授をそれぞれ選出しました。委員の構成は、正副会長と市議会選出委員の他、5地区のコミュニティー委員会の推薦5人、公募による市民3人です。会議は原則公開とし、傍聴席を6席設けることも確認しました。
長期計画策定に向けて、すでに準備が行われており、昨年度に実施した「長期計画策定基礎調査」について、調査委託先であるシステム科学コンサルタンツ(株)から詳細な説明がされました。それは、1.調査の概要、2.都市構造の分析、3.市民意識・意向の調査、4.職員意識・意向の調査、5.第4次蕨市総合振興計画の達成度状況等調査、6.都市形成の課題の抽出・整理、からなる162ページにわたる報告書の説明でした。6では、蕨市の都市形成の課題を、1「これまでに培ってきた『協働のまち』の土壌をまちづくりに活かす」。2「立地条件を活かし『住みやすいまち』としての魅力の向上を図る」。3「災害に強く犯罪のない『安全で安心なまち』をつくる」。4「地域資源を活用して蕨らしい『文化のまち』をつくる」。5「人々が行き交う『にぎわいのあるまち』をつくる」と、5つに整理しています。
審議会は10月末までにさらに6回の会議を重ね、長期計画の「将来構想(素案)」を定め、市長に答申する予定です。並行して市職員による長期計画策定委員会等も開かれ、「将来構想」を具体化する「重点プロジェクト」「分野別計画」なども定めます。途中でパブリックコメントも実施。「将来構想」は8月に、「重点プロジェクト」「分野別計画」等については来年1月に広く市民からの意見を募ります。議会の議決案件として「将来構想」は、今年12月議会に上程する予定です。
次回の審議会は5月20日午後2時から、市役所4階の委員会室で行います。
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