今年の台風のこれまでの影響とちかづく27号への警戒(10月23日)
9月の台風18号と、10月の台風26号の、蕨市への影響を、関係各課から聞き取りしました。概要は次のとおりです。
18号:9月15日、最大時間雨量34ミリ、最大風速29.7m/s(16日午前)、道路冠水19箇所。
26号:10月15日、最大時間雨量34ミリ、最大風速26.4m/s(16日午前)、道路冠水28箇所。
どちらの台風でも、床下浸水が数件発生しているようです。蕨市の下水処理環境は、時間雨量50ミリまで耐えられるよう、緑川の拡幅整備計画(主体は県)があります。降った雨をポンプ場から緑川を通じ、荒川に放流するわけですが、緑川の拡幅が計画通り進まないため、雨を十分に流せず、市内の下水管に雨が滞留し、あふれる被害が時々あります。その対策として、北町一丁目調整池の設置工事が進みつつあり、来年1月頃完成の見込みです。
雷雨などによる集中豪雨の場合、時間雨量40ミリを超えてくると浸水の危険がありますが、今年の台風では34ミリで上記の被害がありました。集中豪雨との違いは、長時間大量の雨が降ることであり、時間雨量が大きくなくても、降雨時間が長いために、下水管に雨が滞留する機会が増え、冠水・浸水が起きる可能性が高くなるのだろうと、私は考えています。
台風27号が近づいていますが、浸水対策として、早めの土のう要請などをお勧めしています。
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