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蕨市2014年度予算案概要 - 2.民生費
2.民生費
民生費は、社会保障全般にかかわる予算科目です。社会福祉、高齢者福祉、障がい者福祉、児童福祉、生活保護などの事業を含みます。
(1)社会福祉全般では、社会福祉協議会への補助金として6000万円を計上。数年前に、1千万減額しています。ひきつづき、経費削減に努めると市は表明しています。市民葬事業に2290万円。錦町にある総合社会福祉センターの空調の改修などに1690万円。
(2)障がい者福祉関係では、27年度から始まる蕨市障害者計画と、第4期蕨市障害福祉計画の策定に、計336万円。あすなろ学園(就学前の障がい者福祉施設)の運営に、3091万円(戸田市と共同で負担しています)。あすなろ学園では、26年度から新たに保育所などへの訪問支援事業を実施するとのことです。
(2)高齢者福祉関係では、27年度から29年度を対象とする第6期高齢者福祉計画と介護保険事業計画の策定で、計176万円。政府は27年度から、要支援者を介護保険からはずし市の事業に変更するなどの「改悪」計画を進めているところで、監視と運動が必要です。シルバー人材センター補助金は1420万円。特別養護老人ホーム新設のため、地主への課税を事実上免除する経費として377万円を計上。南町に27年4月開設予定の特養ホームのためのものです。
(3)児童福祉関係として、ひとり親家庭自立支援給付費として887万円。母子家庭、父子家庭の親がヘルパー講習や高等技能訓練などをして修了した場合に一時金を支給します。7箇所(9室)の学童保育の運営費として5406万円。北町児童館の耐震化と空調の改修のため計122万円(工事は北町コミュニティーセンターとして一括で行なう。予算科目としては、北町公民館・市民体育館と面積割合で按分して計上)。保育園の給食食器(わらぶーのデザイン?)と備品購入に159万円。新たな法律である子ども子育て支援法に基づくシステム構築に1255万円。保育園の耐震化と改修工事関係では、くるみ保育園の空調機更新に293万円、さくら保育園の耐震化工事に4010万円。二つの民間認可保育園(けやき保育園とアートチャイルドケア蕨)への委託費と補助金で計1億7949万円。27年4月開設予定の認可保育園(塚越7丁目地内)への建設費等への補助に1億6145万円。
(4)生活保護制度として、扶助費2億9421万円(4分の3は国費、4分の1は地方交付税措置)。就労自立給付金として465万円、保護を受けていた人が安定した職業について保護が廃止となった場合に一時金を支給。