衛生センター組合議会定例市議会開く - 新年度予算案に賛成(2月13日)
蕨市のゴミ処理を戸田市と共同で行う、蕨戸田衛生センター組合議会(蕨戸田両市議で構成。2014年第1回定例会)が13日に始まり、管理者(頼高蕨市長。副管理者は神保戸田市長)提出の議案5件が上程されました。
議案1号、監査委員の選任の同意は、戸田市の斎藤市議の選任に同意しました。議案2号から5号は、この日は、常任委員会で審議し、それぞれ、本会議で可決すべきものと決しました。
議案2号は、職員給与の改正条例で、実態のない特殊勤務手当を事実上廃止し、年末年始手当など他市の衛生組合と金額を均衡させるため減額するなどのもので、総務委員会で全員が賛成しました。
議案3号は、組合手数料の改正条例で、事業系ごみなどの手数料を消費税の増税に合わせ、105分の108、引き上げるもの。総務委員会で、日本共産党の鈴木市議が、退席しました。消費税がまだ引きあがっていないもとで、3%相当分手数料を引き上げる条例改正には賛成できないが、行政運営上管理者がこの議案を提出することは致し方ないこと、との考えから、退席したものです。
議案4号は、2013年度の補正予算案。実績と見込みにより補正するもの。資源の売り払い単価が上昇傾向にあり、歳入の諸収入を大幅増額します(回収資源売り払い金を約5千4百万円増やし、約1億3千万円。電力売り払い収入を289万円増やし769万円にします)。
議案5号は、2014年度予算案です。予算は、歳入歳出約18億5250万円。対前年比1718万円増(0.9%増)。補正予算と同じ理由で、諸収入が増え、組合分担金(蕨市と戸田市からの分担金で、蕨市分は6億2164万円)が減っています。組合の運営は職員26人で実施します。組合は焼却灰など、地元で処分しきれないゴミを、他自治体に埋め立てや再資源化として委託しています。そのうち小諸市の事業者に委託していた分が、今年3月末で廃業するとのことで、草津市、米沢市、日光市、寄居町内の4事業者に減る変化があります。小諸市分は草津と米沢あてに、委託ごみ量を増やす予算を組んでいます。また、新年度は、小型家電の資源化の試行を開始し、2015年度の本格実施をめざします。予算全体における消費税増税の影響は、歳入が1173万円、歳出が3663万円です。差し引き2490万円が組合の負担増になるかたちです。
議案4号と5号は、常任委員会で、全議員が賛成しました。次の本会議は、途中に市議会定例市議会などが入る忙しい日程の関係で、3月13日午前10時から開かれます。
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