梶原秀明前市議の過去ページ
index
【3月市議会】議案質疑(3日目)- 新しい会計基準で組まれた水道事業会計予算に質疑(3月5日)

5日、市長提出議案の本会議での質疑が終了しました。私は、水道事業会計予算に質疑しました。2014年度から、適用すべき公益企業会計制度が変更になりました。民間企業における、退職給与引当金を引き当てることや、固定資産の購入に水道事業会計以外の資金が含まれている場合に、減価償却の方法が変わり、他会計負担金分も償却するようになったものです。その目的は、貸借対照表と、損益計算書を、より実態に合わせるように表示し、もって行政の説明責任を果たすということです。14年度予算から、キャッシュフロー計算書の表示も義務付けられ、2014年度期首に約12億円のキャッシュがあることも明らかとなりました。

昨年3月作成された蕨市水道ビジョンでは「水需要の減少に伴い、料金収入が減少する見込みの中で、安定給水のための施設・設備の更新を継続しなければならず、収入のあり方と費用の削減について検討する必要があ」るとしています。ここでいう施設・整備の更新を判断するのに、新しい会計基準が役立つものと考えられます。