梶原秀明前市議の過去ページ
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議会改革特別委員会(4月16日)

16日、第13回目の標題の会議が開かれ出席しました。3月議会に、前回までの中間報告がされ、今後、議会基本条例の条文作成に入っていくことが示されたので、この日は、議会基本条例以外の分野、つまり、費用弁償、政務活動費、議会のインターネット中継、政治倫理条例、予算・決算委員会の5項目について議論しました。

この5項目について、各会派が意見表明をしました。具体的な議論は次回以降となりますが、日本共産党蕨市議団の考え方は次のとおりです。

(1)費用弁償は、議員が議会に出席するたびに1日分として3千円が支給される制度です。これは、従来から主張しているとおり原則廃止すべきと考えています。ただし、障害者の議員がいる場合など、議会に出る際の、タクシー代などは実費弁償すべきという考えです。他会派から廃止論は出ませんでしたが、3千円は多すぎるとの認識では、全会派一致しています。

(2)政務活動費は、議員活動の経費として、一人月額上限3万3千円、実費で支給されるものですが、これは、議員の調査活動などに必要なものとして、現状のままとすべきと考えています。他会派からは、費用弁償を減らし、その分、政務活動費の上限を引き上げるべきとの意見もあり、会派間の意見の隔たりが大きそうです。

(3)インターネット中継は、一つの会派を除いて、積極的に進めるべきとの考えです。私は、蕨市と同じような規模の自治体で、実際にネット中継をしている市を調査することを提案し、議会事務局で調査することとなりました。

(4)政治倫理条例については、議会基本条例に含めればいいとの意見でほぼ一致がされています。

(5)予算決算常任委員会については、予算委員会を全議員で構成し、3つの常任委員会に対応させて、予算委員会内に3つの分科会を構成することを、共産党市議団として提案しました。他会派からさまざまな意見が出ましたが、今日の意見表明を受けて、各会派が次回までに検討することとなりました。

次回の特別委員会は、5月28日午前10時からです。