梶原秀明前市議の過去ページ
index
【6月市議会】かじわら秀明の一般質問(詳報) - 国の介護保険改悪問題など質問。寡婦控除みなし適用は「検討する」

◆介護保険の改定について

国の来年4月からの介護保険制度改定について、(1)要支援者の訪問介護と通所介護を、保険給付から市の事業に移行する影響、(2)特別養護老人ホームの申し込み条件を要介護度3以上に限定する問題、(3)利用者の負担増問題、について質問しました。健康福祉部長の答弁で次のことが明らかとなりました。

(1)専門的知識が必要な場合は介護事業者が「介護」するが、ゴミ出し・清掃・洗濯・交流の場などは、NPOやボランティなどに頼むとされる。今後国からガイドラインが示される。

(2)特養待機者は207人、うち要介護1・2は45人(2013年4月県調査)。蕨サンクチュアリの平均待機期間は(3年程度)。来年4月開設の特養ホームには60人くらい入所できる。

(3)有料老人ホームの利用者は186人、月額利用料は20万円以上、年金収入等300万円以上なければ利用は困難。介護サービス利用料が2倍となる所得160万円以上の人は、3719人で23%。

以上の点をふまえ、私は、要支援者の一部を保険給付から市の事業に切り替えるのに、ボランティア頼みは、スタッフの専門性が低くなる問題があることを指摘しました。部長は、「(制度変更は)市も憂慮している。担い手の確保ができるか、スタッフの専門性を担保できるか心配だ」と答えました。来年度から3年程度の移行期間を経て国は強引に進めようとしており、市民の被害を最小限にする対策と、国への改善要求が求められます。

◆非婚者の「寡婦控除みなし適用」を求める

【健康福祉部長答弁】基本的には全国共通の対応が望ましいが、保育料への適用を県内12市町が実施し、戸田市では3人に適用された。現在「みなし適用」を検討している。

【市長答弁】市民の声を聞いている。適用の範囲・影響など総合的に検討したい。

◆図書館に漫画を増やして

【教育部長答弁】漫画は日本を代表する文化で、優れた表現方法の一つだ。現在、児童用の歴史漫画・学習漫画などは蔵書している。娯楽・コミック類は、予算と配置場所など課題が多く、優先順は低い。(しかし)公立図書館で漫画収集するところが多くあるので、今後とも調査研究したい。

◆振動のない道路表層の整備を求める
【都市整備部長答弁】現在埼玉県が2016年3月までの長期間、北町1丁目・中央3・4丁目で水道管敷設替え工事を実施している。舗装の不具合で振動等が生じたら、県水道整備事務所に対処を指示するなど対応したい。