梶原秀明前市議の過去ページ
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戸田の「市民の会」が260人で市議の海外視察へ監査請求(7月3日)

「会」が告発した昨年10月の「市議視察」日程
「会」が告発した昨年10月の「市議視察」日程
「市議の海外視察をやめさせる会」は3日、記者会見をおこない、戸田市監査委員会宛に、海外視察に使われた公費(税金)の返還を求める監査請求を起こしたと発表しました。この会見は、4日付の「赤旗」と「朝日」が報じました。(写真をクリックすると拡大します)
4日付「赤旗」首都圏版
4日付「赤旗」首都圏版

私は「会」から、説明用チラシを入手しました(写真)。昨年10月16日(水)から、21日(月)までの5泊6日間の視察スケジュールが掲載されています。これを見てびっくり、19日と20日は、土曜日・日曜日で、現地の庁舎は空いておらず、おそらく、現地行政の担当者の同行なしで、シドニー市内を「視察」したようです。「市内商業施設」、「ワイルドライフパーク」、「キャプテンクッククルーズ」などに行ったようで、「視察」というより、文字通り「観光旅行」のにおいがぷんぷんします。さらに、18日(金)が唯一の視察らしいもののようなのですが、リサイクルゴミ処理施設、高校、図書館、ハウスアートセンター、郷土博物館などが対象で、これって、わざわざオーストラリアまで行って調べることなの、と言いたくなるような内容です。

この「視察」には、保守系議員4人と公明党議員1人が参加、議会事務局職員1人が同行し、費用は239万4千円だそうです(他に、議会事務局職員の人件費もかかっている)。このような「視察」が今年も250万円の予算で予定されているそうで、「会」はその中止も求めています。

蕨市では20年近く前に議員の「海外視察」は中止になったらしく、私が議員になって以降、そんな行事はありません。市民の見えないところで議員が何をしているのか、明らかにする市民運動が健全に発展することを期待しています。