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昨年度決算認定等を審査 - 蕨戸田衛生センター組合議会開会(11月10日)

今年最後の組合議会が今日はじまり、17日まで開いています。今日は、公平委員3人を全議員が同意。その後、議案2件、昨年度会計決算認定と、7件の条例を改正する条例が上程されました。2件は総務委員会と業務委員会に付託され、私は、総務委員会に出席し、2件は全員の賛成で可決・認定すべきものと決まりました。

本会議の冒頭、管理者(頼高蕨市長)報告がありました。(1)福島第一原発事故に伴う放射線測定や最終処分場への委託費の増加を、東京電力に賠償請求する件については、約523万円の請求に対し519万円を賠償すると東電から回答があったこと。(2)2014年4月から9月のゴミ搬入状況については、事業系可燃ごみが対前年比5.9%増、不燃ごみが6.7%減ったとのことです。(3)再生家具の販売は、250件中129件が落札され、残り分は25日から先着順で売却すること。(4)例規をホームページですでに公開していること。などの報告でした。

昨年度会計決算については、次の点が特徴としてあげられます(私の所属する総務委員会の所管分)。

(1)組合の歳入は、蕨市・戸田市の分担金が約1363百万円、廃棄物処分などの手数料が約314百万円、資源売り払いなどの諸収入約176百万円が主なものですが、そのうち、資源売り払いについては前年より単価が上がり、前年より約24%収入が増えました。

(2)組合はごみ焼却で発生する熱を電気に変換し、自家発電していますが、自家発電率が92%に達しています。足りない電気や、余剰電気を授受する相手先を東京電力からPPSにへ変更したことで、279万円の電気料金を削減できたとの説明です。

(3)組合で働く人は、正規職員が25人(うち再任用が4人)です。他に、資源ごみを処理して売却する「リサイクルプラザ」の運転管理や、障がい者の就労訓練の場ともなっている「リサイクルフラワーセンター」運営などに、非正規労働者として多くの人が働いています。

(4)2013年度の公債費(借金返済額・元金分)は約218百万円。年度末の借金残高は約843百万円で、前年度末から約220百万円減っています。一方、施設改修の準備のための整備基金は1億円増え、約636百万円です。組合は、財政的にも適正に運営されているといえます。