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今どきの携帯電話・スマホ事情(1月31日)

講演する下田氏
講演する下田氏
1月31日、第7回青少年健全育成を進める蕨市民大会が市民会館で開かれ出席しました。メインの講演は、NPO法人青少年メディア研究協会理事長の下田太一氏。ここ7年で1500回もの講演をされているそうで、年平均200回、講演内容に多くの国民が関心を寄せていることがわかります。
来賓あいさつする頼高市長
来賓あいさつする頼高市長

昨年10月に蕨市内中学生にアンケート調査をした結果の報告もありました。携帯電話等の保持率は約6割、うち少なくとも7割がスマホ。つまり、42%以上がスマホを持っているだろうとの結果です。スマホは誘惑の多いメディアであり、「特に生活の乱れには十分注意が必要」としています。スマホ保持者の58%が1日に2時間以上もスマホを利用しています。携帯依存(スマホ依存)傾向にある割合は、男子15・8%、女子28・1%と、男女間の違いが顕著です(全体では22・5%)。スマホの危険性として、依存になる、勉強ができなくなる、に少なくない中学生が心配を持っていることも重要な特徴のようです。携帯(スマホ)利用については「子ども任せにせず、ルールを決めて、生活習慣を整えられるよう、周囲(特に保護者)の協力が必要です」としています。

アップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏が自分の子どもには携帯を持たせていないという話は有名で、来賓あいさつをした頼高市長も触れていましたが、講演者も同じ話をより詳しくして、中学生には携帯保持の危険性の自覚がないのだから、携帯の危険性、例えば物事をじっくり考えられなくなる、他とのコミュニケーションをとりづらくなる、などのことを大人が自覚して、子どもとよく話し合うことが大事と述べていたのは、まったくそのとおりだと感じました。