梶原秀明前市議の過去ページ
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【6月市議会】議会基本条例が成立 - 定例市議会終わる(7月7日)

6月17日から始まった定例市議会(6月市議会)は、7日、市長提出議案4件を全議員の賛成で可決し、さらに、蕨市議会基本条例と会議規則改正を議員提案し、これも全員の賛成で可決・成立させ閉会しました。

議会基本条例は、議会と市民との関係、議会と市長等との関係を定め、議会の役割と責任を明らかにし、市民福祉の向上と民主的な市政の発展に寄与することを目的に制定しました。条例は、前文と全12章からなる本文32条と付則で構成されます。

第3章の「市民と議会の関係」では、市民の議会への参加、議会報告会、意見募集などを、第4章の「議会と市長等との関係」では、市長等への資料要求、会派代表質問などを、第8章の「議会の権能の強化」では、付属機関の設置、議会広報の充実などを、それぞれ定めています。

日本共産党市議団は、条例の目的が達成されるよう、特別委員会で、条文について積極的に提案・発言してきました。従来非公開だった特別委員会を公開すること、請願・陳情提出者からの意見聴取、審議の論点整理のために市長等に十分な説明を求めることなど、党市議団の提案が盛り込まれました。また、予算常任委員会については当初、議員の半数しか参加させない意見が多数でしたが、党市議団は議員の参加を制限するのは不当だと一貫して主張し、具体化は今後の課題となっています。

会議規則の改正は、議員が出産で会議を休む場合、あらかじめ期間を定めて欠席届を出せるようにするもので、女性議員の議員活動を安定化させるものです。