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【蕨戸田衛生センター組合】2016年度予算が成立 - 定例議会報告(2月26日)

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蕨戸田衛生センター組合の定例議会が19日から26日まで開かれ、2016年度予算、15年度補正予算、人事1件、条例4件の、計7件を全議員の賛成で可決しました。

議会初日頼高英雄管理者が報告。ISO14001の定期審査、資源物売り払いの入札結果、最終処分場の委託契約、処理困難物の委託、ほたるの育成について説明しました。

16年度予算は約18億9328万円(対前年比3千万円増、1.6%増)で、資源売り払い単価が下がっていることなどで、蕨市が組合に支払う分担金は約6億3594万円と前年予算より3.4%増えます。両市のゴミの量は2005年度をピークに減り13・14年度に増加したが、15・16年度は減少を見込みます。

焼却炉施設等の延命化をおこなうため、循環型社会形成推進地域計画の策定を約302万円で委託する予算も計上されました。16年度中に国に交付金を申請、17年度に施設長寿命化総合計画を策定、18年度に発注仕様書を作成し、19年度から21年度に延命化工事をする見込みです。

組合は、延命化に要する経費は約30億円から40億円とみています。全ての施設を新設する場合の200億円と比べ、延命化が合理的との見解を出しています。工事費を40億円要するとした場合、財源は、工事費の80%が交付対象になるとして、その2分の1の補助で、交付金16億円。組合債(借金)20億円、一般財源4億円との見通しも示しています。前回の延命化工事の組合債の償還が20年度に終了すること、現在約8億円の施設整備基金がある(毎年1億円ずつ積み増している)ことから、財源計画も妥当であるといえます。

15年度補正予算は実績に基づく補正。人事は、議会選出の監査委員の選任の同意。条例改正は、行政不服審査法改正等によるもの2件と、人事院勧告、戸田市職員の退職手当改正に合わせての、職員の給与・退職手当の改正、2件です。