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【6月市議会】総務委員会で消費増税反対の陳情を審査 - 賛成は共産党のみで不採択へ(6月8日)

8日の総務常任委員会を傍聴しました。川口民主商工会蕨支部など、6団体から共同提出されている陳情「消費税10%増税の中止を国に求めてほしいとの陳情」が審議され、日本共産党の鈴木議員が賛成しましたが、新生会、公明党、民進党が反対(公明党のみ討論なし)し、本会議で不採択すべきものとなりました。

陳情者の意見陳述のあと、陳情者に対し議員が質問するという、蕨市議会史上初めての事態となりました。民進党議員は陳情者に、消費税を上げないと孫子にツケを残すことになるのではないか、公明党議員は、5%から8%に増税した際に売り上げへの転嫁はできる対応がとられているはずだ、などと、いずれも商工事業者や多くの国民が心配していることに寄り添うことができない質問が、陳情反対の立場からされました。それでも陳情者は、この間法人税の減税が行われている、消費税の増税は法人税の減税に回されているではないか、議会として国に意見を出してほしい、と訴えました。

討論では、新生会(=自民系)と民進党がいずれも、消費税は社会保障のために必要との観点から、10%への増税の中止には賛成できないと、反対討論。一方、日本共産党の鈴木議員は、消費税に頼らない対案を示し、陳情に賛成討論しました。

委員会に付託された市長提出議案については、全委員の賛成で、本会議で可決すべきものとなりました。