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戸田市の財政分析研究の報告会がありました(8月27日)

開会あいさつする望月戸田市議(左)と、右に花井・本田両市議
開会あいさつする望月戸田市議(左)と、右に花井・本田両市議
27日午後、日本共産党戸田市議団の主催で標題の会があり出席しました。埼玉自治体問題研究所に戸田市議団が政務活動費を使って研究委託したもの。多くの論点がありましたが、一部を報告しますと、戸田市が県内1の財政力を持ちながらなぜ「財政が厳しい」と言っているのかが分かったことが収穫でした。

そのからくりは、市民一人当たりの(市税+地方交付税)を秩父市などと比べ、戸田市は他市に比べてそれが低いから財政が厳しいと宣伝しているものです。地方交付税を受け取らない不交付団体である戸田市が、(市税+地方交付税)の指標で、交付団体などと比べることに意味がないこと、宣伝する際に比較する相手市を、秩父のように、人口などに比べ標準財政需要額が多い自治体(面積や道路延長などが大きく財政需要が大きい)、あるいは、合併の特例で当初10年間は地方交付税が多めに配分されている自治体と比較しているというものでした。

さらに、決算カードにもとづく類似自治体7市と比較して、戸田市は、市民1人当たりの普通建設事業費がとび抜けて高いことも分かりました。戸田の豊かな財政を、どのように市民のために活用するのか、これからの議論が期待されます。