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【9月市議会】昨年度決算認定などを審議 - 本会議質疑(9月7日)

7日は本会議で市長提出議案13件のうちの5件へ、延べ8人の議員が質疑しました。私は2015年度一般会計決算認定へ質疑しました。アベノミクス政策のもと進められた2015年度の市民生活は、給与所得者のうち、所得300万円以下が増え、700万円超が若干増えるという、格差が広がっている実態を蕨市の統計から明らかにしました。頼高市長には、引き続き、暮らしが厳しい市民に寄り添う姿勢を強めてもらいたいと注文しました。

2015年度は、国民健康保険税の6割軽減の人が7割軽減に、4割軽減の人が5割軽減に、新たに2割軽減を創設するなど、約2千万円分の保険税軽減措置が行われました。介護保険料についても、保険料段階第1段階の約3千3百人に、約1千万円の軽減を行いました。また、2015年度から始まった生活困窮者自立支援事業についても詳細に質疑し、相談を受けた人が140人、そのうち自立プランを作った人が10人、10人の中学生が学習支援(無料学習会)に参加したこと、就労支援をすすめ相談を受けた大半の人が就職できたことなど、初年度の成果を明らかにしました。

他の項目についても多くの質疑をおこないましたが、後日報告します。

日本共産党から他に、戸田競艇組合に地方公営企業法を全部適用する規約改正案、一般会計補正予算、介護保険決算認定にそれぞれ質疑しました。戸田競艇組合関連議案には、議会閉会後の会派代表者会議で、他の会派から、この議案を付託する13日の総務委員会では採決せず、改めて議論をしたうえで、会期中に結論を出したいなどの主張が出されました。他に、教育まちづくり委員会が開かれ、11月10日・11日に行政視察を行うこと、視察内容、視察先などを協議しました。小学生の学力向上の取り組み、外国人小学生への対策などを視察する見通しです。

議会は、8日から12日(10・11日は休会)まで決算常任委員会が行われ、一般会計、介護保険会計、国民健康保険会計、水道会計、病院会計など、9件の決算認定を審査します。