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【12月市議会】コミュニティバスのルート拡充の論点について聞く - 梶原議員と他議員の一般質問(12月12日から14日)

12日から14日まで、14人の議員が一般質問をし、私は13日に、コミュニティバスのルート拡充など質問しました。6,7月に実施したアンケートには1768件の回答があり(回答率48%)、買い物や公共施設の利用に使っていること、今後のルート拡充では逆まわりや、蕨駅へのアクセス時間を改善する希望が強いことが分かりました。

私は、ルート拡充にあたり、今の3台から4台にバスを増やすことを前提に、今の3コースにそれぞれ逆コースを加え、計6コースにすること、駅と市役所の直行コースを加え(7ルート目)塚越と南町からの市役所へのアクセスの改善の考え方について質問しました。また、コースを増やす結果運転間隔が伸びることになるが、それでも市民全体としての利便性は改善すると見解を述べました。担当部長は、アンケート結果をふまえ、増加する経費との見合いで、具体的なルート検討をしたいと答えました。市長からは、具体的な詳細な検討スケジュールはまだ定まらないが、市長マニュフェストどおり、4年以内に実施したいと答えました。

その他の議員の一般質問から、私が注目した答弁を報告します。

錦町区画整理事業に国の交付金が減っている問題を、宮下奈美議員(日本共産党)が取り上げました。梅村衆院議員が総務委員会で取り上げ、総務大臣が改善を約束していましたが、国の第2次補正予算で、蕨市への交付金をほぼ倍にすることが決まったとの説明がありました。当初予算ベースでは8250万円の交付決定でしたが、国の補正予算で、7150万円を追加するとのことです。

山脇議員(日本共産党)と比企議員(新生会)への質問で、公立の学童保育室指導員と公立認可保育園の保育士について、「賃金の増額を考えている」と健康福祉部長が答弁しました。

古川議員と前川議員(いずれも新生会)が、外国人児童生徒の日本語教育について取り上げ、教育部長が、外国人児童・生徒向けへの日本語教室を準備中であるとの説明がありました。これは、先日、教育まちづくり委員会で視察した宇都宮市で行っている、日本語が全く、あるいはほとんど分からない、児童・生徒への初期日本語教室を蕨市でも実施するもので、日本共産党の鈴木市議がクルド人児童などでの例をあげて、昨年の一般質問で求めていたものです。松本教育長からは、市立小中学校の外国人児童生徒は、平成24年度66人、26年度80人、28年度130人(以上各年5月1日時点)で、さらに28年度は12月1日現在157人と、急増している実態が示され、今後も増加の見込み。日本語指導をする教員の加配は今年度6人ですが、来年度は8人を申請をしているとのことです。この件で市長は、初期日本語教室を来年度に設置する必要性があるとの見解を示しました。

外国人が増えている傾向について、大石圭子議員(新生会)の質問に対し、病院事務局長が、市立病院での分娩の3割強が外国人であるとの説明がありました(28年度11月末時点で分娩360件、うち外国人は105件)。

鈴木智議員(日本共産党は)は商店街の活性化のために、個人商店等のリフォーム助成などを実施すべきだと提起し、市民生活部長は「商工会議所からも要望が出ているので検討したい」と答えました。

松本議員(公明党)は駅前再開発事業について質問。市長は、「大きな方向は定まってきた。駅前広場の整備、第二工区と第三工区を一体的に組合施行で行うこと、協力事業者が入ること、市負担額など。ただし工事費がどんどん上がってきている課題がある」と説明しました。

山脇紀子議員(日本共産党)は保育園の待機の実態を質問。12月時点の待機児童は、0歳児41人、1歳児15人、2歳児10人、3歳児6人の、計71人です。