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【12月市議会・梶原市議の一般質問詳報】コミュニティバスは市民の足、もっと便利に!(12月25日)

梶原市議が13日の市議会本会議でおこなった一般質問の、質疑応答は次のとおりです。
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【梶原】今年6・7月に実施したアンケートの結果はどうか。
【市民生活部長】無作為抽出とバス車内合わせ1768件の回答を得た。利用目的は、「買い物」3割、「公共施設利用」2割強、「通院」2割強など。ルート拡充では、逆まわり運行、市役所・蕨駅への時間短縮を求める回答が多い。

【梶原】今の3コースに逆まわりを加えると6コースになる。(1)今の停留所はできるだけ残すのは大事な考え方だと思うがどうか。(2)駅と市役所を直行する新ルートをつくり、塚越・南町からの市役所へのアクセス改善の検討も重要だと思うがどうか。市長の考えは。
【部長】(1)今の停留所をできるだけ残すこと、バスを利用していない人の利便性も考えて、検討したい。(2)議員の要望もふまえ、総合的に検討したい。
【頼高市長】高齢化が進む中でコミュニィバスの存在意義は高い。逆まわりの要望が非常に強くその検討が重要だ。なるべく多くの方の利便性向上に資するよう検討したい。

◆避難所と仮設住宅の対策
【梶原】蕨市防災計画では大地震の際、全壊490棟、半壊1383棟、発災1週間後の避難者4008人と想定している。(1)避難所にベッドと間仕切りの設置を計画してほしい。(2)要配慮者への仮設住宅の建設はどうか。(3)民間機関との仮設住宅設置の協力はどうか。
【部長】(1)昨年度から間仕切りテントの備蓄を始めている。県がダンボール組合と協定し、ダンボール製の簡易ベッドや間仕切りなどが避難所へ供給される。(2)災害救助法が適用された場合、市は県に、バリアフリー型住宅を整備するよう要請し、そうした住宅が建設されるよう市は務める。(3)災害時の応急対策活動協定を蕨建設業組合と締結している。今後は、埼玉土建、建設埼玉とも、協定締結を協議中である。

【梶原】埼玉土建と建設埼玉が加盟する全建総連は、熊本地震で木造住宅を地元工務店と一緒に560戸作り、被災者と地元事業者にも貢献した。埼玉県産の西川材を活用するなど、蕨市でも取り組んでほしい。
【部長】まずは、協定の締結を進めたい。

【梶原】ダンボール製品の現在の備蓄や今後の見通しはどうか。
【部長】ダンボール製品は現在蕨高校に備蓄している。(市施設へも)備蓄の検討を進めている。

◆高齢者医療の負担増問題
【梶原】75歳以上の医療保険料値上げや、70歳以上の高額療養費値上げを厚生労働省は検討している。やめるよう意見を出してほしい。
【部長】後期医療広域連合協議会や市長会は、現行制度を維持する要望などを11月に関係府庁に提出した。こうした動きを注視する。

◆他に、公園の排水機能の強化を求めました。都市整備部長は、「公園の委託内容を精査しながら、効率的な対応を検討したい」と答えました。