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【9月市議会】補正予算案、決算認定へ質疑おこなう(9月5日)

5日の本会議で、日本共産党は、宮下市議が一般会計補正予算へ、山脇市議が一般会計決算へ、それぞれ質疑しました。主な事項を速報します。

(1)補正予算
・民間学童は南町学校と中央東小学校のほぼ中間に設置し、両小学校の児童が対象。保育料は基本的に市と同様ですが、有料オプションができるとのことで、公立室と民間室とで、内容・料金に差ができることが懸念されます。
・さくら保育園のブロック塀は、法に適合していないため、約100万円で、鉄骨による補強を行います。他に、みどり保育園、たんぽぽ保育園、くるみ保育園の、各塀等については、改修量が軽微なため、当初の予算範囲内で、9月中旬までに急ぎ対処するとの説明です。
・学校施設の問題のありそうな塀等については、西小プールシャワー壁、一中プールシャワー壁、南小と西小のシュート板2箇所は、既に改修済みで、中央小学校と塚越小学校の塀等は、10月末までに改修するとの説明です。

(2)一般会計2017年度決算
・繰越金が約17億円となった原因については、市税収入が見込みよりも増えたこと、国保加入者が減り医療給付費が約2億1千万円減ったことで、国保会計への繰り出し金が減ったことだと説明。余ったお金は、基金に繰り入れたり、補正予算の財源にしたいと総務部長が答えました。
・介護保険におけるケア会議の実績については、県事業の自立支援のために、月1回のケア会議を行い、28人の要支援者のケアプランを検討し、プランの向上をはかったと説明。
・児童虐待の相談が増えていることがわかりました。2015年度66件、16年度83件に対し、17年度は157件でした。
・今ドラマで話題の生活保護のケースワーカーは12人で推移し、一人当たりのケースは104件と高止まりしています。
・防犯カメラの運用はプライバシーの侵害がないよう慎重におこなうことと求めつつ、昨年度の結果を質問。刑事訴訟法197条2項(捜査関係事項照会)による警察への映像提供は30件で、内訳は窃盗10件、傷害6件、器物破損4件、交通事故4件など。

(3)他に、私が一般質問で予定している、障害者雇用について、無所属議員が決算質疑で、雇用率について質疑し、市長部局2.35%、教育委員会3.45%、病院1.5%との答弁、雇用にあたり当時者の障害者手帳はすべて確認していると、総務部長が答えました。

(4)他の議員が住民票のコンビに交付について質疑しました。2017年度、住民票435件、印鑑登録177件、戸籍関係25件、計637件の交付がコンビニで行われたが、当初は3800枚を見込んでいたと答弁。システム維持費などを交付枚数で割ると、書類1件あたり約6400円のコストがかかっていると答えました。利用者が支払う交付手数料は数百円ですから、差がだいぶ大きいと感じます。コンビに交付に必要なマイナンバーが余り普及していないこと、市域が狭い蕨市で需要が余り高くないこと、などが考えられます。