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【9月市議会】決算委員会2日目(9月7日)

7日は、決算委員会の2日目が、10時から17時までおこなわれ傍聴しました。1日めの続きとして、2017年度一般会計決算を審議し、消防費、総務費(1日目のつづき)、民生費、衛生費、農林水産業費、商工費、土木費の一部を審議しました。主な議論を速報します。

(1)消防費
・消防・救急出動についての質疑があり、2017年は火災出動が18件、全焼が2軒、部分焼3件、ボヤ8件などですが、死者はありません。熱中症による救急搬送は17年21件ですが、今年は7月の猛暑などがあり、既に51件との説明がありました。また、救急車の出動要請の電話をしてから現地まで到着する時間は平均7・1分、現場到着から搬送先病院が決まるまでの現場滞在時間は平均23・1分とのこと。(なお、消防での統計は、年度ではなく、暦年でとっていますので、17年とは、1月から12月です。)

・防災無線が聞こえづらいとの議論も複数の議員からありましたが、既に無線は狭い市域に40基設置し、難聴地域は基本的にはないとの説明です。時々音量を調整することや、ホームページ、CATVへの掲示等の策をとっているとの説明です。

(2)民生費
・中学卒業まで無料の子ども医療費について、ある議員が、少子対策として役立っていない、人気取りの政策だ、続けるのか否か検討すべきだ、との趣旨の質疑をしましたが、政策担当課長から、出生数は平成20年の513人から徐々に増えて、最近は600人前後になっているとの説明がありました。頼高市長は、「効果は発揮している。引き続きこの政策は重要だ」と答弁しました。
・生活保護率についての質疑に対し、担当課長が、平成27年度末2・18%、28年度末2・10%、29年度末2・08%と説明。稼動世帯での被保護者は減っていますが、一方で、低年金など高齢者世帯の被保護者数は増えている状況です。

(3)衛生費
・赤ちゃん訪問の質疑があり、2017年度は571件訪問できたが、58件訪問できていないと担当課長が報告。理由は「当事者と連絡がつかない」が多く、特に外国人が多いとの説明でした。
・ごみ集積所の箱が重く、高齢者などが扱いづらいとの質疑があり、担当課長は「意見があるのは認識している。地区ごとに一括して交換する際に、耐久性があり軽いものを検討したい」と答えました。

(4)農林水産業費
・わらびりんごサイダーの原価についての質疑があり、これまで170円から180円であったが、今年は、原料となるわらびりんごの収穫量が増えてきて5千本生産できるので、120円から130円だろうと担当課長が説明しました。

総務委員会の3日目は10日の10時から、市役所4階の委員会室で行います。市民の傍聴は3人まで可能です。ただし、1日目、2日目の傍聴者はありませんでした。3日目は、土木費、教育費などの審議につづき、国民健康保険、介護保険、錦町区画整理、水道、市立病院など、一般会計以外8つの2017年度決算を審議します。市立病院会計は、2年連続の黒字決算となっています。