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この夏の大雨による道路冠水について下水道課から聞き取り(10月15日)

8月の下旬と9月の中旬に、いずれも1時間最大雨量50ミリメートルを越える集中豪雨がありました。これについては9月議会で鈴木議員が、旧中山道と国道17号が交差するガソリンスタンド周辺の冠水などを取り上げて、対策を求めました。私は北町2丁目の市立病院周辺で道路冠水があったと市民から指摘を受け、10月初旬に現地視察をしたあと、15日に下水道課長から話を聞きました。

私が視察した交差点は、下水道課の専用地図によると、道路の高さが周辺の交差点よりも5センチメートルから8センチメートルほど低くなっています。大量の雨が下水管に流れ込み、下水管の流れが滞り満水となると、下水管内の水が雨水桝から道路表面に上がってきます。あふれた水は道路上の低いところに滞留し、当該交差点付近が冠水するという構図です。下水道課に過去の履歴を確認したところ、当該交差点では、2016年、17年と道路冠水があり、今年18年は市民から通報がないため、記録されていないが、実際は、3年連続で道路冠水となっていたことが分かりました。

14年3月に北町1丁目17番地内の雨水調整池が稼動して以降、集中豪雨時に床上まで浸水するような、かつてのひどい浸水被害は大幅に減りました。しかし、時間雨量、50ミリメートルを越えるような、あるいは10分間最大雨量18ミリメートルを記録したこの夏の豪雨では、床上浸水までは至らなくとも、道路面の低い部分での道路冠水は起きてしまったというのが実情のようです。

当面の対策は、民地敷地への浸水が予想される場合は、あらかじめ土のうを用意しておくということがあげられます。道路冠水や床上浸水が常に発生しているような地域で、土のうを自ら準備できない市民には、例えば雨季に入る前の5月に市が土のうを配布し、雨季が終わる11月頃にはこれを回収する、というような対策を、日本共産党市議団は提案しています。