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公明党が「議会だより」の記述改善に反対?(11月9日)

9日におこなわれた市議会の広報広聴委員会で信じられない議論があったそうです。日本共産党選出の委員である宮下奈美議員からの報告によるもの。

「議会だより」は年4回発行し、議会の各会派から編集委員を出し編集しています。「議会だより」には各会派の議案・請願への賛否が掲載されますが、ある市民から、「会派の人数も記載してほしい。そうしないと、どの議案に何人賛成(反対)したのかわからないから」との意見が寄せられました。

提案内容は全くそのとおりであり、これを実現する方向で議論が進められていたようですが、12月1日発行の「議会だより」の検討が行われた9日、公明党の大石幸一議員が「会派の人数は記載すべきでない」と主張したそうです。これには、他のすべての議員(編集委員)が賛意を示さず、「議会だより」の議案賛否に会派人数を記載すべきと主張しました。大石議員に対し他の議員は皆、理由の説明を求めたそうですが、それらしい理由は示されなかったようです。結局まとまらず、次回の広報広聴委員会会議に持ちこすこととなったそうで、12月1日発行の議会だよりは、従来通りの形式で編集するそうです。

「議会だより」は市民に議会の情報を正確にかつわかりやすく伝える重要な媒体です。市長提出議案や、市民提出の請願などに、誰が賛成(反対)したのか、日本共産党は個人ごとに記載すべきと主張していますが、せめて、会派人数を記載するのは、一歩前進として評価していたものです。市民の常識がきちんと通るようにしたいものです。

意見を寄せてくれた市民には、広報広聴委員会の議論の経過、各委員の主張などきちんと説明すべきでしょう。