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【3月定例市議会】三輪議員が社会保障の基本からはずれる発言(2月27日)

27日の代表質問で、新生会を代表して発言した三輪かずよし議員が、信じられない発言をしました。一般会計予算から国民健康保険特別会計への、繰り出し金が多い事を批判する発言の中でのもの。三輪氏は被保険者の所得階層別の人数割合を質問し、所得500万円以上は2%の一方、所得0が42%、1万〜100万円未満が22%と、部長が答弁したあとに、「所得の高い人にしわ寄せがいっている」「相応の負担をすべきだ」と発言したのです。これは、所得の高い人が重い負担をしている、所得の低い人の負担をもっと増やせという趣旨でしょう。所得0とは、65歳以上単身者の年金のみ収入の人でいえば、年金収入155万円以下です。それでも、自己所有不動産があれば資産割、他に世帯割と均等割が課せられます。国が定める低所得者軽減はありますが、生計費非課税の原則から見れば不十分です。民主主義的な税制は、累進性、生計費非課税が原則ということを知らないのでしょうか。また、国保法第1条の住民福祉の向上、憲法25条の生存権に基づき国保が運営されるべきとの原則を知らないのでしょうか。

昨年の12月議会でも新生会は消費税増税中止の市民の陳情に対し、冷たい態度をとりましたが、安倍政権と同じ姿勢であり、このような議員には、市民の厳しいくらしにもっと目を向けてほしいと思います。