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【3月市議会】2019年度介護保険会計予算へ質疑しました(2月28日)

市議会本会議の2月28日は代表質問が終わったあと、日本共産党から、山脇議員が国保会計予算へ、宮下議員が錦町土地区画整理会計予算と市立病院事業会計予算へ、私が、介護保険会計予算へ、それぞれ質疑しました。私の質疑は次のとおりです。再質疑への答弁などはまだ確認していないので、速報的に、1回目の答弁から。
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誰もが必要になったら介護受ける権利があります。いつまでも尊厳を持って生きるために介護保険の充実は大事です。2019年度の介護保険会計予算へ質疑しました。

2019年度の要支援・要介護者は約3140人を見込み、一人あたりの保険給付費は1万9937円で(昨年8月)、県内でも高い水準です。

【梶原】19年度のサービス利用の特徴はどうか。
【健康福祉部長】通所介護(デイサービス)や短期入所生活介護(ショートスティ)が伸びている。介護付き有料老人ホームの利用が増えホームでの生活介護が増えている。

【梶原】19年度開始を目指す定期巡回・随時対応型事業の概要、利用の仕方、費用等はどうか。
【部長】居宅を定期的に巡回する「定期巡回サービス」、電話を受けて訪問する「随時対応・訪問サービス」、看護師等が訪問する「訪問看護サービス」の3つを連携して提供する。利用者数は当初2名、1年後に24名を見込む。費用は、訪問介護のみの利用で、要介護1で月6千円、要介護5で月27500円程度。

【梶原】特別養護老人ホームの入所者の負担額はどの程度であるか。
【部長】住民税非課税で年金等80万円以下の場合、介護利用料が4万8240円、日用品約6千円、他に、居住費分、食費分がある。特養ホームの食費の基準額は1日1380円、居住費の基準額は、「サンクチュアリ」多床室で1日840円、「第2サンクチュアリ」従来型個室で1150円、「いきいきタウン蕨」ユニット型個室で1970円。居住費と食費は、世帯所得等に応じて減額される。

【梶原】(一部の自治体ではケア会議が介護の取り上げにつなげる狙いから導入されている。)蕨市ではどうか。
【部長】検討した事例(毎年20件ほど)の高齢者のその後の状況を見ると、現状維持が7割程度で、一定の評価ができるが、費用対効果や会議参加メンバーについて研究するよう、介護保険運営協議会から意見をいただいている。

(以下は再質疑。答弁は略)
【梶原】介護労働者は昼食を移動中の車内で食べる、担当者が頻繁に変わる、お客さんの奪い合いがあるなど、労働条件が大変厳しい。蕨市としてもできるだけの対応をしてほしい。
【梶原】緩和型・住民主体の地域支援事業は、サービスの縮小になりかねないので、実施は慎重にしてほしい。