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議会報告

環境福祉経済常任委員会視察報告②堺市のあしたプロジェクトを視察(市議会議員 やまわき紀子)

2日目は、堺市を訪れ、「介護予防「あ・し・た」プロジェクト」について視察しました。
 堺市は、効果的な介護予防支援を行い、要介護認定率を下げることを目的とし、同時に介護予防、自立支援を行い生活の質を向上させるため「あるく(運動)・しゃべる(社会参加)・たべる(食生活・口腔)」の頭文字で「あ・し・た」プロジェクト計画を策定し65歳以上の要介護認定を受けていない方を対象に事業をはじめました。本事業にPFS(成果連動型)を導入し、従来型の委託ではなく解決すべき行政課題に対応した成果指標を設定し、支払い額を成果指標値の改善状況に連動させるというものです。民間のノウハウを活用し、新規性・多様性、公民協働での継続性、新たな連携など導入のメリットがあったとの報告がありました。具体的には、斬新なチラシデザインで今まで無関心だった市民の参加者の増加や、男性限定のプログラムによる男性参加者の増加、活動を継続する行動変容の割合の増加、教室終了後は地域の担い手として活躍、要介護状態への進行遅延が予測された方が74%になるなど事業成果がありました。
 これまで介護予防教室に無関心であった前期高齢者や男性をターゲットにし成功していることや、中期的な介護給付費の抑制効果につながっているという成果をえていることから有効であると思いました。堺市をモデルに東大阪市や静岡市などが導入しているということでしたが、蕨のようなコンパクトなまちにおいて民間のノウハウの活用やアイデアを公的サービスにどのように取り入れることができるか様々な課題はありますが、研究すべきことはあると思いました。
 

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