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議会報告

市立病院建替え整備特別委員会で 回復期医療を担う民間病院を視察(市議会議員 鈴木さとし)

11月15日、市立病院建替え整備特別委員会では、東京都板橋区にある「おうちにかえろう。病院」(写真)を視察しました。同病院のホームページ・院長挨拶では、「入院をきっかけにして、人生を振り返り、今後の生き方を考え、『さあ、おうちにかえろう。』そんな気持ちになって頂くこと」を使命と位置づけ、「人と人の関わりによって、不自由を抱えても人生が邪魔されない」世の中の実現をめざすとの思いが表明されています。当日は、水野慎大病院長に直接院内を案内していただき、その後の懇談させていただきました。
 病棟などの設計や配置などは、患者や家族がストレスなく過ごせることや、病院外の環境や人、季節や時間の変化などを意識することで退院への意欲につながる工夫がされていました。また、スタッフのエリアは、医師を含む様々な業種の職員が常に同じ空間を共有できるようにすることで、お互いの存在や仕事に関心を持てるようにしているとのことです。「患者の退院時期については医師ではなく看護師やリハビリ担当などの意見で決めるのが実態に合っている」との説明もあり、考えが医療や病院運営に貫かれていることは印象的でした。回従来のやり方にこだわることなく、復期医療を担う上で要なことを追求した一つの具体例として大きな刺激を受けました。
 さらに懇談では、蕨市立病院の在り方についても話題に。公立病院や急性期医療の役割、回復期医療における病床規模の経営への影響などについて見解をうかがえたほか、高齢者の急性期医療を担い回復期医療とも連携する新たな分野への期待などについて意見交換することができました。
移転・建替え後に一部、回復期医療を導入する市立病院の在り方を考えるうえで、参考となる視察となりました。

 

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